自分の子は同年代の子供たちにくらべて、身長が大きいのか、小さいのか、あなたも気になるところではないかと思います。

今回はそんなあなたに、子供の平均身長についてお話していきます。あなたのお子さんが、平均身長に達しているのかどうか、現状を確認してみてください。

また、子供の将来の身長を予測する計算方法についてや、様々なスポーツの平均身長についてもご紹介していきます。

*子供の平均身長

子供の平均身長を年齢別で表にしてみました。現状のお子さんの身長と照らし合わせてみてください。

以下の表での身長は、その年齢の時にこのぐらいまでは伸びておいたほうがいいという、1つの目安だと思ってください。その年の統計によって平均身長は多少変化するものなので、この数値が必ずしも正解なわけではありません。

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参照元:「平成27年度学校保健統計」及び「平成22年乳幼児身体発育調査」

あなたのお子さんは、平均身長に達していましたか?もし平均身長に達していなければ、生活習慣を見直して身長を伸ばす対策が必要です。

また、平均身長より低かった場合、低身長症などの身長にかかわる病気の可能性もあります。少しでも気になったら、一度病院へ行ってみてください。

*身長の伸びが平均値なのかを知る目安となる「成長曲線」

「成長曲線」とは、各年齢の時の平均値を線で結んだ曲線のことです。子供の身長が平均値よりも高いのか、低いのか、それとも平均的なのかを知る目安となります。

・成長曲線のグラフ(男の子・女の子)

以下の表が成長曲線のグラフになります。

平均値に対して身長が高いと+1SD、+2SD、低いと-1SD、-2SDという曲線も描きます。このSDという単位は「標準偏差」のことです。

標準偏差とは、平均値に対するバラツキ度合いを数値化したもので、例えば-2SDだった場合は、100人の子供たちがいた時に身長が低い順に前から2~3人目ぐらいになることを表しています。

<男の子の成長曲線>

男の子の成長曲線

 

<女の子の成長曲線>

女の子の成長曲線

・成長曲線が平均値より高すぎるのも少し危険

成長曲線の線が-2SDよりも低いと低身長の疑いがあるため、早めに病院へ行って医師に相談してみたほうがいいでしょう。

たとえ-2SD以下ではなく、-1SDと-2SDの基準値の曲線に沿っていたとしても、平均値よりは低い値です。最終的に低身長になる可能性はありますので、せめて平均値までにいくためには、病院に行くなどの対策は必要になってくるでしょう。

では、平均値より高いと良いのか。必ずしもそうとは限りません。成長曲線が平均値より高すぎるのも少し危険なのです。

平均値より高くても+1SDと+2SDの曲線に沿っていればまだ良いのですが、幼少から+2SDより高い曲線を描いているようだと、思春期早発症などの疑いがあり、身長が早めに止まってしまう可能性があります。

また、+1SDと+2SDの曲線に沿っていたとしても、急に曲線から外れて傾いてしまうのも危険です。この場合も、傾いた年齢で身長が止まってしまう可能性や、身長にかかわる病気などの疑いがあります。

そのため、成長曲線が高すぎる場合でも、一度病院へ行って医師に相談することをおすすめします。理想的な成長曲線というのは、描いた自分の線が、ある程度基準値に沿っていることが大切になってきます。

*子供の将来の身長を予測してみましょう

現状の子供の平均身長を確認してみて、うちの子は将来どれくらいまで身長が伸びるのだろうと、あなたも気になったはず。

子供が将来どのくらいまで身長が伸びるのかを、両親の身長を計算することによって、ある程度予測することができます。ぜひ一度計算してみてください。

【子供が将来どこまで身長が伸びるのか予測する計算式】

  • 男の子 →(父親の身長+母親の身長+13)÷ 2
  • 女の子 →(父親の身長+母親の身長-13)÷ 2

この計算式で算出した身長に対して、男の子は±9cm、女の子は±8cm程度は、生活環境などの要素によって身長の伸びに影響が出てきます。

<計算式の例>

父親の身長が170cm、母親の身長が160cmの女の子

(170cm+160cm-13)÷ 2 = 158.5cm

計算式では、最終的な子供の身長予測が158.5cmとなりました。ここに生活環境などの要素が加わると、最大で166.5cm、最小で150.5cmまで身長の変化があると予測できます。

この男の子なら±9cm、女の子なら±8cmの伸び率を、少しでもプラスにできるように、身長を伸ばしていくための生活環境にしていく必要があります。

*様々なスポーツの平均身長をご紹介

もしかすると、あなたのお子さんも何かスポーツをしているかもしれませんね。子供が今やっているスポーツでトップ選手になるには、どのくらいの身長が必要なのか気になるところでしょう。

ここからは、様々なスポーツ選手の平均身長についてご紹介していきます。各スポーツの平均身長がどれくらいなのか見ていきましょう。

※注意点:プロリーグのものは外国人選手の身長も含んでいます

 

■プロ野球選手の平均身長
→ 180.1cm(2016年度参照)

■女子プロ野球(日本代表)の平均身長
→ 162.3cm(2016年WBSCワールドカップ参照)

■サッカー選手(J1)の平均身長
→ 178.3cm(2016年度参照)

■サッカーなでしこジャパンの平均身長
→ 162cm(2017年E-1選手権参照)

■バスケットボール選手(Bリーグ)の平均身長
→ 190.4cm(2016年度参照)

■バスケットボール選手(女子WJBL)の平均身長
→ 173.9cm(2016年度参照)

■バレーボール選手(Vリーグ)の平均身長
→ 男子184.2cm(2016年度参照)
→ 女子171.7cm(2016年度参照)

■テニス選手(国内プロ)の平均身長
→ 男子175.8cm(2017年度参照)
→ 女子163.3cm(2017年度参照)

■ラグビー選手(男子日本代表)の平均身長
→ 181.9cm(2016年度参照)

■体操選手の平均身長
→ 男子162.6cm(2016年リオオリンピック時参照)
→ 女子149.4cm(2016年リオオリンピック時参照)

■陸上選手の平均身長
→ 男子177.3cm(2016年リオオリンピック時参照)
→ 女子158.2cm(2016年リオオリンピック時参照)

■水泳選手の平均身長
→ 男子181.3cm(2016年リオオリンピック時参照)
→ 女子166.5cm(2016年リオオリンピック時参照)

■卓球選手の平均身長
→ 男子170.3cm(2016年リオオリンピック時参照)
→ 女子154.6cm(2016年リオオリンピック時参照)

■柔道選手の平均身長
→ 男子176.5cm(2016年リオオリンピック時参照)
→ 女子164.7cm(2016年リオオリンピック時参照)

■バドミントン選手の平均身長
→ 男子172.7cm(2016年リオオリンピック時参照)
→ 女子161.6cm(2016年リオオリンピック時参照)

以上、主なスポーツの平均身長を抜粋いたしました。

この平均身長に達しないと各競技がやれないわけではありませんが、このくらいの身長がないと不利な面が出てくることは確かです。

もしもあなたのお子さんが、その競技で高いレベルを目指すのであれば、1つの目安にしてもらえればと思います。

*補足情報:日本人の身長の伸びは止まってきている

あなたは、日本人の身長の伸びがピークを過ぎて、止まってきているのをご存じでしたか?

日本人の身長は50年ほど前にくらべると、約10cmほど伸びています。50年ほど前の平均身長が男性で160.6cm、女性で152.1cmで、2016年の時点で男性は170.7cm、女性は157.8cmとなっています。

この数字だけだと順調に伸びているように見えます。しかしここ20年間で見ると、右肩上がりだった推移が横ばいになってきており、むしろ少しずつ低くなっています。

この原因としては、50年前には不足していた栄養素をたくさん摂取できるようになったため、身長は伸びていましたが、成長に必要な栄養はもう十分に改善されました。

そのため、日本人が成長できる伸び率のピークに達したと考えられ、これ以上は日本人の平均身長が伸びないのと推測できます。

また、平均身長が少しだけずつ低くなっている原因として、子供の睡眠不足や運動不足が考えられます。ある程度栄養はとれていても、睡眠の時間や運動の機会が少なくなっていることで、身長の伸びが低くなってきているのです。

*まとめ

あなたのお子さんの身長は平均値でしたか?まずは平均的に身長が伸びているのか知ることが大切です。

また、子供が生まれてから毎年「成長曲線」を描いていくことも大切ですし、身長予測の計算式で将来の身長を予測しておくのもいいでしょう。

成長の推移を見ていて少しでも低身長の疑いがあれば、病院に行くことも必要ですよ。単純に伸びていない場合もありますが、身長にかかわる病気の可能性もありますからね。

どの場合においても、子供の将来のために早めの行動が重要になってきます。