あなたの子供は、毎日何時間ぐらい寝ているでしょうか。子供が身長を伸ばして成長していくためには、理想的な睡眠時間があります。

子供の年齢によって理想的な睡眠時間は変わってきますが、生まれてから思春期を過ぎるまでに、1日に約8時間~16時間の睡眠が必要です。
(詳しい年齢別の睡眠時間に関しては、後ほどお伝えいたします)

ですが実際のところ、理想的な睡眠時間で寝れていない子供たちがほとんどです。これは年齢を重ねていくごとに顕著に表れます。

特に日本の子供たちは眠れていません。

今回は、子供の理想的な睡眠時間に関することを、ご紹介していきます。

※注意点
今回の理想的な睡眠時間については、中学生ぐらいになると、この時間で寝ることがなかなか難しいでしょう。なので、なるべく実行しやすい小学生までの間に、必ずこの睡眠時間で寝ることを心がけてほしいと思います。

*身長を伸ばすために!子供の理想的な睡眠時間とは

身長を伸ばしていくために、子供の理想的な睡眠時間があります。

この理想的な睡眠時間は、身長を伸ばすためだけでなく、子供の健やかな成長のためにも重要なことです。

冒頭でも少しお話しましたが、子供の理想的な睡眠時間には、年齢別の理想的な睡眠時間があります。

それぞれの年齢別の平均睡眠時間は、以下のようになっています。

・0歳~1歳「14時間~16時間」

・1歳~3歳「12時間~14時間」

・3歳~6歳「10時間~13時間」

・6歳~12歳「9時間~11時間」

・12歳~18歳「8時間~9時間」

この睡眠時間は、1日トータルの平均睡眠時間です。特に0歳~12歳までは、夜の時間だけでなく、お昼寝を含めた睡眠時間となります。

あなたが考えていた睡眠時間よりも、意外と長い時間だったと思います。しかし、成長段階にある子供は本来これぐらいの睡眠時間をとる必要があるのです。

睡眠による身長への効果は、時間だけでなく環境なども重要ですので、睡眠時間だけを守っていればいいわけではありません。

ですが、子供の身長を伸ばしていくためには、理想的な睡眠時間で寝かせることを心がけてください。

*やっぱり身長が高い国は、たくさん睡眠時間をとっている

世界各国の睡眠時間と比べてみると、やはり睡眠というのが身長伸ばすのに重要なのがわかります。

まずは、世界各国の平均身長を見ていきます。以下の表は、世界の主な国々の平均身長をグラフにしたものです。(大人も含みます)

世界の平均グラフ

引用元:Wikipedia「List of average human height worldwide(世界の平均身長表)」

やっぱり世界的に見ても、日本の身長は低いほうになるんですね。ただ、身長が高いイメージな中国のほうが低いというのは、ちょっと意外な結果でした。

この平均身長のグラフをふまえて、次のグラフを見てみます。以下の表は大人も含めたものになりますが、世界各国の平均睡眠時間を比べたグラフです。

世界各国のグラフ

引用元:2009年「OCED」

先ほどの平均身長のグラフと照らし合わせてみると、やはり身長が高い国は睡眠時間が長いところが多いですね。

もちろん遺伝的なことや食事、環境も関わってきますので、身長の高さを睡眠だけで比べることはできません。

ですが、睡眠が重要な要素の1つであることは間違いないでしょう。

*日本の子供は睡眠時間が足りていない

世界的に見て、日本の子供たちは睡眠時間が足りていません。理想的な睡眠時間で眠ることができていないのです。

日本の子供の睡眠時間が足りない理由としては、生活環境の多様化が原因の1つです。

・家族全体が夜型の生活になりがち(夫婦が共働きなどの影響)

・テレビやパソコン、スマホなどのメディアの増加

特に現代の子供たちは、学校が終わってからも、部活や塾などで夜遅くに帰宅する傾向にあります。

この状況が続いていくと、今後も理想的な睡眠時間で眠ることは難しいでしょう。

正直なところ個人で子供の睡眠時間を改善しようと思っていても、学校や社会の流れが変わらないかぎり、子供たちの睡眠時間の不足を改善するのは難しいのが現状です。

*特に赤ちゃんの睡眠時間の不足が深刻な状況になっています

日本の子供たちの睡眠時間が不足していますが、特に赤ちゃん(3歳以下の子供)の睡眠時間が足りていません。

日本の赤ちゃんの平均睡眠時間は約11.5時間とされています。先ほどの理想的な睡眠時間の12~14時間には足りていない状況です。

以下は、世界各国の赤ちゃん(3歳以下の子供)の平均睡眠時間になります。

世界の赤ちゃんのグラフ

日本小児保健協会の「2010年度幼児健康調査」によると、2歳の子供の約35%が22時以降に寝ているとの結果も出ています。

赤ちゃんの時期は、生涯の中で一番睡眠が大切な時期です。この時期に理想的な睡眠時間で寝れていないのは、なかなか深刻な問題です。

ですが、赤ちゃんは自分の意志で就寝時間を決められません。親であるあなたが責任を持って、理想的な睡眠時間で寝れる環境を作ってあげてください。

*子供の睡眠時間を確保するにはどうすればいいのか

子供自身で睡眠時間を確保することは、なかなか難しいです。子供を理想的な睡眠時間で眠らせてあげるには、どうすればいいのでしょうか。

これがすべてではありませんが、子供の睡眠時間を確保するための主な対策を、以下に挙げてみました。

・食事は就寝時間の2時間前には済ませておく

人が食事をしてから体内で消化するのに、1時間~2時間ぐらいはかかるそうです。なので子供の食事は、どんなに遅くても就寝時間の2時間前には済ませましょう。

寝る直前に食事をすると、体内に食べ物が残ってしまいます。そのままの状態で寝てしまえば、睡眠中に体内で消化活動がおこなわれてしまいます。

体内で消化中のまま寝てしまうと、睡眠中に体は活動していることになりますので、体をしっかりと休めて睡眠ができません。

・ゲームやスマホなどの使用は、就寝する1時間前にはやめさせておく

現代の子供たちにとって、睡眠の弊害となるのがゲームやスマホです。これはテレビを見ることも同様になります。

これらに夢中になっている子供に、使用をやめて寝かせるのは、なかなか至難の業かもしれませんね。ですが、スマホなどの光は眠りの妨げになります。

どんなに子供に嫌な顔をされても、身長を伸ばすためだと思ってきっちりやめさせましょう。それが子供のためです。

本当は夜になるとやらないのが一番ですが、それも無理なので、時間を決めて、なるべく就寝する1時間前ぐらい前にはやめさせてください。

・お風呂は就寝する1時間前に済ませておく

人はお風呂に入ってから1時間ぐらいで体温が下がってきます。その温まった体温が下がったところが、眠りに入りやすいタイミングと言われています。

なのですんなりと眠りにつくために、就寝する1時間前にお風呂に入っておくのがベストのタイミングなのです。

また、できればシャワーだけで済まさず、湯船につかるようにしましょう。たとえ夏場であってもです。

湯船につかって体の芯まで温めてあげることで、より快適な睡眠状態で眠れますよ。

*子供の睡眠時間を増やすためには、親の生活習慣の見直しも必要

ここまで子供の睡眠時間についてご紹介してきましたが、いきなり子供の睡眠時間を変えてあげるのは難しいでしょう。

まずは、親であるあなたの生活習慣から変えていきます。

子供は親の環境次第で、育ち方も変わってきます。あなたの生活習慣を見直すところから始めてみてください。

なるべく、子供の生活習慣に合わせてあげるのが重要です。

母子家庭や夫婦共働きの家庭も多い時代ですので、あなたの生活習慣を変えろと言われても難しいかもしれません。

ですが、子供の成長のために、少しずつでも始めていきましょう。

・家族での食事の時間は親の時間ではなく、子供の時間に合わせて準備する

家での食事の時間は、親の時間に合わせがちです。特に、お父さんが帰宅する時間まで待っているご家庭も少なくないでしょう。

ですが、食事は子供の時間に合わせてください。

食事の時間は家族のコミュニケーションの場となりますし、みんなで食べたほうが食事も美味しく感じられ、子供の発育のためにも良いことだとされています。

しかし子供の睡眠時間のためには、子供だけは決まった時間に食事をするようにしてください。

遅く帰ってくるお父さんのことは、気にせず無視しちゃいましょう!(笑)

お父さんは寂しいと思いますが、それが子供の成長のためです。その分休日には、家族団らんの食事を楽しんでくださいね。

・子供がお風呂に1人で入れない場合は、お風呂の時間も子供に合わせる

小学生の子供であれば、まだまだ1人でお風呂に入れない子もいるでしょう。そんな時も、子供の睡眠時間のために、時間を合わせてお風呂に入ってあげてください。

夕方~夜にかけての親御さんは、何かと忙しいでしょう。食事前であればその準備を、食後であれば片付けもあります。

それでも少しだけ手を休めて、子供と一緒にお風呂に入ってあげてください。

・就寝の1時間前ぐらいには明かりを消して、間接照明だけで過ごす

部屋の明かりは体内時計を狂わせてしまいます。

就寝の数時間前には、なるべく部屋の明かりを消しておく必要がありますが、明かりを消した状態で過ごすのは難しいものです。

しかしせめて就寝の1時間前ぐらいには、部屋の明かりを消しておきましょう。その時に活用して欲しいのが、間接照明です。

間接照明を利用することで、明かりを消した状態でも、意外と快適に過ごすことができます。

部屋を薄暗い状態にしておけば、自然と眠くなりやすいです。子供だけでなく、家族みんなの就寝時間が早まりそうですね。

*補足情報:大人の場合は、睡眠時間が長ければいいというわけではない!

身長を伸ばして成長していくために、子供は1日の半分ぐらいを睡眠時間に費やします。ですが、大人に関しては、睡眠時間が長ければいいというわけではありません。

大人の場合は、睡眠時間が長くても短くてもダメです。少しでも長く寝るために二度寝をしたり、休日に寝だめしたりするのもあまりよくありません。

なるべくなら7時間ぐらい寝るのが理想ですが、大人の睡眠は量よりも質が大切。また、それを継続して、習慣化していくことが大切になります。

1日に7時間なら7時間。起きる時間から逆算して、その時間に起きるためには何時に寝ないといけないのか決めて、それをできるだけ習慣化するようにしましょう。

そうして習慣化すれば、たとえ睡眠時間が6時間でも5時間でも大丈夫。

あなたが眠りやすい環境で、規則的な質のいい睡眠をおこなうのが重要となります。

大人でも睡眠によって、成長ホルモンが分泌されます。大人には疲労の回復やお肌の再生などに効果があります。

子供のためだけでなくあなたの体調管理のためにも、習慣化された質の良い睡眠で、成長ホルモンをたくさん分泌させてくださいね。

*まとめ

子供の身長を伸ばすために必要な、理想的な睡眠時間についてご紹介しました。たぶんあなたの子供も、必要な睡眠時間に足りていなかったと思います。

ただし、これはあなたの子供だけでなく、多くの家庭の子供たちも同様です。

だからこそ他の子供たちに差をつけるためにも、あなたの子供には理想的な睡眠時間で寝てほしいです。

また、何度も言っていますが、子供を理想的な睡眠時間で眠らせてあげるには、親であるあなたの協力が不可欠になります。

子供と一緒に、協力して取り組んでいきましょう。